志望理由書~就活編~ 第一場「自己PRの作り方」

 

あらゆる企業の登竜門であるES(エントリーシート)、そして面接において

最も重要になってくるもの。

 

それが、「自己PR」である。

 

端的に言うと、

「私は〇〇〇な特性を持った人間です」

ということである。

 

「自己PR」は、面接・ESで問われるありとあらゆる質問に対する回答の軸となる。

 

逆の見方をすると、質問する側が

「この子はどんな人間性を持った人物なんだろうか」を吟味しているともいえる。

 

だから、一見関係ないような質問でも必ず

「自己PRに基づいた回答」を心がけなければならい。

 

そのため、自己PRはESを書き始める前から完成させておくことを推奨する。

 

では、実際どう作っていけばよいか。

それは、「過去の経験を掘り下げていくこと」だ。

「過去の経験」の定義は、高校時代の活動・大学時代の活動である。

サークルだろうがゼミだろうが、なんだっていい。

さて私(大村一航)は結論を焦らすことはあまり好きでないので、早速紹介していく。

 

  1. それに取り組んだ理由は何
  2. どんな目標をもって取り組んだか
  3. 抱えていた課題
  4. その課題解決のために工夫・努力したこと
  5. 結果・成果
  6. 発見・気づき
これらをすべて紙に書き出していく。
実際に私が書いたものを、お見にかけよう。

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大学時代の活動を、先述の7ステップで掘り下げたもの。

書き出していく際のポイントを簡単に示す。

1. その活動をはじめったきっかけ、動機を書く。

 

2. その活動にどんな目標を持って取り組んだのかを書く。

例えば、「自分が」~できるようになりたいから

または、「相手に」~なってほしい(どのような価値を届けたいのか)

を具体的に書くこと。

個人的には、前者の方が書きやすいし、面接でも答えやすいと思う。

 

3. その目標を達成する上でクリアしなければならない課題は何だったのかを

を詳しく書いていく。

自分が抱えている課題、組織が抱えていた課題を書いていってもよい。

どちらを書くのかは、エピソードの有無と語りやすさによって変えればよいだろう。

いくつか切り口(ネタ)を用意しておくこともおすすめ。

 

4. その課題を解決するために具体的にどのような行動をしたのかを詳しく

書いていく。

状況を全く知らない相手に説明するわけだから、初見でも相手が容易に想像できる

平易な言葉、ストーリーに仕上げること。

 

5. その課題を解決できた結果、どんな成果/結果を得られたのかを書く。

対策本でよく嘘くささも甚だしい成果が書かれているが、別に結果の良し悪しは面接官にとってはどうでもよい話である。

そこから以前と比べて自分がどのように変わったのか、少しでも課題を解決できたのかをしっかりと向き合い、伝えること。

課題解決のための行動に整合性、論拠が伴っているのかを見られている。

ツッコミどころのない、ストーリーにしよう。

 

6. そこから学んだこと、得られたことは何かを簡潔にまとめる。

 

以上のステップを、他の活動でも同様に書き出してみるとよい。

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高校演劇のエピソード。

 これらを何回か繰り返していると、

「自分がどういう人間なのか、どういう特性があるのか」

がはっきりとわかってくる。

これを理解する上で手がかりとなるのが、

「活動をはじめたきっかけ」

「活動への想い」

この二つから共通項を見出すことができるだろう。

 

その結果、私の自己PRはこのようになった。

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最終的な自己PR。どこの企業でも、変えずに自分を貫きとおした。

まとめ方としては、

1. 自分は、~な人間です。

2. エピソード

→活動、きっかけ、課題、努力、成果を簡潔に述べる。

3. 社会人になってから、その会社でどのように貢献できるかを述べる。

 

私の場合、高校時代の演劇部が人間形成に大きく関わっているので、

高校時代~大学時代をまたがって自己PRを作った。

もちろん大学時代だけでもよい。

 

というわけで、自己PRの作り方を述べてきた。

 

エピローグでも述べたが、

とにかく「もがきつづけること」「試行錯誤を繰り返すこと」である。

私もこのやり方にたどり着くまで何冊も本を読み、ネットを漁りまくった結果である。

 

世に偉大なものを送りだした偉人たちも、天才でありながら99%の努力をしたわけ

だから、私たちがしなければならないのは言うまでもない。

 

そして、困ったら「誰かに相談する」こと。

就活支援室はとても有益なため、ぜひ使い倒して欲しい。

 

では、目標に向かって、Keep on running !

 

thanks!