めぐりあい

 

誰もいない山の小路を
人は歩く ゆっくりとした足どりで

 

年輪を刻んだ大樹 苔むした位牌
開祖から戦没者へ 老夫婦から若人へ 

 

永遠という名のもとで  めぐりゆくいのち

 

辛さという名の大地で
転げながらも続く幸せへの一本道

 

ふと足をとめる
風のさざめき 小鳥のさえずり

 

物質主義と集団主義をすっかり脱ぎ捨て

 

わたしは世界とひとつになった


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