「知覧特攻平和会館」
“人生”という言葉を考えたことはあるか。
“人が生きる”。実によくできた言葉である。
それは同時に、命が尽きるとなくなってしまう、だが言葉は残る。矛盾と虚しさに満ちた言葉である。
“最期”について、考えたことはあるか。
それはすなわち、無情にも続いてく世界に、
“生きた証”を残すことである。
過ぎ行く時間のなかで、抗えぬ時のなかで、
私たちはつい、
「この命は永久に続く」
という錯覚に陥ってしまう。
いつ最期が訪れるかは、誰にも分からない。
その時に、胸を張って精一杯生きたのだ、
勇気と失敗、挑戦と幸せに溢れた人生だった
と言える最期のために。
20代を、無駄に過ごさぬために。
20代を、これからの幸せに繋げるために。
衝動的に、この場所に行く決意をした。
「知覧特攻平和会館」
同じ歳で最期を迎えた先人へ会いに行こう。
色々な壁を乗り越えてきた2020年、
何かを犠牲にしてでも行きたい場所がある。