黄昏時。 いつもの用事を終え、あの場所へ、 少しずつ夜闇が、辺りを包んでゆく。 磯の香りと冬の風に吹かれながら、この上 なく心に染み入る情景を目に焼き付けながら今日をふりかえる。 ふと空を見上げた。 澄んだ冬の空に、くっきりと映える三日月と 星た…

気が付けば霜月も残すところあと2日。 12月の旧名称「師走」。 漢字のごとく、時間があっという間にすぎてゆく。 夏に感じる「2か月後」とこの時期に感じる「2か月後」はまるでちがう。 言わずもがな、後者の方が著しく早い。 「光陰矢のごとし」とはまさに…