「人前で話すのが苦手」の克服法③~話術編:入門~
"言うは易く、行うは難し"
こんな故事成語があるが、「話す」という行為に対して言い得て妙である。
「内容やプレゼン資料も完璧にまとまったのに、聴衆の反応がイマイチ…」
そんな経験がある人も多いのではないか。
私も、人前で話せるようになってからこの問題に直面し、随分頭を抱えた。
今回から数回に渡り、「話術」というものに焦点を当ててお話していく。
“話術”
一番想像しやすいのが、芸人の壇上トーク。
周りに起きた出来事を、あらゆる“術(すべ)”を駆使し聴衆に聞かせる行為である。
この“術”は3つに大別することができる。
①発声においての術
発生における技術は、私たちの「伝える力」に大きく関わってくる。
これは演劇において用いられるスキルが大いに活用できる。
声は
「強弱」→声の大きさ
「緩急」→話すスピード
の2種類があり、これらを話の内容によって調節しながら行う。
簡単な例を挙げるならば、
・あまり重要でない情報→早口で話す(急)
・強調したい部分→大声でゆっくり話す、小さな声でゆっくり話す
②身体表現においての術
いわゆる身振り手振りによるものである。
「視覚が9割」「見た目が9割」という言葉があるように、人間は視覚で大方の情報をつかんでいる。これを利用しない手はない。
話し手の方も、身振り手振りがある方がスムーズに説明できるという利点もある。
③「心を鷲掴み」の術
自分が話しているだけで満足しているのでは意味がない。
それはプレゼンでなく「漫談」であり、自慰行為である。
聞き手がおり、何かしらの反応が返ってくるからこそ成り立つのが
プレゼンであり、話術である。
例えば
・笑いを誘う
・投げかけ
・巻きこみ
などの技術を大いに利用することで、より「心をつかむ」後々になっても
人々の脳裏によみがえるような話術を会得できるのだ。
今回はいわば「3種の神器」にあたるものを紹介した。
私もまだまだ鍛錬を重ねている道半ばで、今後は社会人としてのプレゼン作法を身に付けたいと考えている。
"話術磨きに、ゴールなし。
聴衆に、驚きと感動を。心に響くプレゼンを目指して。"
thanks for reading !
p.s.
私が話術を磨く際のバイブルは「島田紳助さん」である。
ぜひ一度ご覧になってほしい。