伝えることの大切さと難しさ。
こんばんは、Ikkoです。
かなりご無沙汰になってしまいました。
今年から趣旨を変え、名言を紹介していくスタイルは残しつつ、「しりとり方式」でブログを更新していきたいと思っています。
今更ですが、軽く2017年の振り返りを。
一言で表すと「乱」。色んな困難や苦しみを味わい、心と体がどんどん乱されていく、他人というものがいかに冷酷で簡単には信用できない物体であるということを痛感した、そんな年だった。
その乱されていく中で、新しく自分の中に流れ込んできた、いや、流し込んだものもたくさんあった。
自分の短所、己の中では考えられないような言動をする人間もいる中で、本当に困っているときに手を差し伸べてくれる人間も少なからずいて、そのやさしさを大切にし、他の人にも与えていきたい、人は最後には「心」でしか通じ合えないんだ、そう悟った。
2018年は、「超越」をモットーに今までの自分を超えるようなことをどんどんしていきたい。もう20歳である。残された時間は少ない。
今年は異常に寒すぎる。数年に一度のラニーニャ現象だから仕方がないところはあるが、日本をはじめ世界でドカ雪・寒波の被害が出ている。
人類の文明はやはり自然の猛威に勝てないのか。
地球温暖化と騒がれて久しいが、逆に寒冷化してきているという意見もあるらしい。
これは地球を流れる海流が大きく関係していて、40年の周期で温暖化と寒冷化を引き起こすらしい。我々にとっては少し朗報かもしれない。
それにしても寒すぎる。平昌オリンピックで戦っている選手たちも、寒さに負けず日本に勇気と感動を届けて欲しい。
前置きが長くなってしまいました。
今回の小噺は「伝えることの大切さと難しさ」。
高校時代に演劇部に所属していた私にとっては身近なテーマであり、答えのない難解なテーマである。
例えば演劇でも、声の強弱や音程の高低、会話と会話の「間」が少しでも変わるだけで人への伝わり方は大きく変わってくる。
たわいもない話をする時や人前でプレゼンをする時も同様である。
何を一番伝えたいのか、特に力を入れたいところはどこか、話す順序などによってその一つの話は、魅力的な話にも、印象に残らない話にもなりうる。
また、伝え方ひとつで周りからの印象、人間関係も大きく変わる。
私も伝え方の本を買って勉強し、実生活で活用してみているが、中々難しい。人に伝えるというのはこんなにか難しいのか、と実感する。それを思うと、ベテランの芸人さんは本当に話をするのがうまいな、と思う。話のゴールが見えている。どこでオチをつけるか、いかに人を惹きつける話をするのか、この辺りが抜群にうまい。
関西人だからではないが(というと嘘になってしまうのだが)、伝え方ひとつで魅力的な”オモロイ”人間になれるのなら、惜しまない。
そんな伝え方に関するニーチェの名言がこちら。
”One often contradicts an opinion when what is uncongenial is really the tone in which it was conveyed"
"人が意見に反対する時はだいたいその伝え方
が気にくわないときである"
contradict…反対する(disagree,oppose)
uncongenial…好みにあわない(⇔congenial)
convey…伝える
そう簡単には生き永らえない、そんな世の中である。